「お尻丸出しエアガン乱射・過激すぎるアキバのホコ天」ミヤネ屋4月24日放送

読売テレビ製作で、今年4月より日テレ系で2時から全国放送されている情報ライブ「ミヤネ屋」で秋葉原が取り上げられた。アキバBlog(秋葉ブログ)でも取材の模様が取り上げられていたので、いつ放送するかと注目していた。
内容としては、
過激な露出の路上パフォーマンスとローアングルから撮影する人だかり。
コスプレパフォーマンスと警察による取り締まり。
エアガン乱射事件を起こした人物へのインタビュー。など

以下、採録です。(2008年4月24日14時から・日本テレビ
司会は、宮根誠司。パネラーが秋野暢子梅沢富美男神足裕司春川正明

                                                                                                          • -


宮根「まあ、ここにいてるおっちゃんおばちゃんは溜息出るわ。ホンマにね」
秋野「気分悪くなりましたね」
梅沢「ただ、やっぱり、やっちゃいかんということに関しても警察に権限を与えておかないと。みんなバカにしてるからね」
(中略)
宮根「大谷さん、どう思います?この一連のアキバ系の文化の流れ。それから、行き過ぎだと思うんですけどね」
神足「かっこ悪いよって言って、見なきゃいいんですけどね」
宮根「だけど写真撮る男もいてますよね」
秋野「あれは、何なの?」
神足「あれは、秋葉原っていう街が、ああいう風なものを売る街になったんですよ。パソコンも売れないんです。家電も売れなくなって、だんだん、美少女ゲームとかね、そういうものが主力商品になっている。それで、集まってくる人もああいう写真撮ってくる人たちだから、そこに商品となる女の子達が出てくるというそういう構図になってきている。(中略)それでまた変なねじれ方をして、海外では、オタクのアニメというのは非常に評価されてきているということもあって、自信を付けてきている。それで、こんな変な形になってきている」
宮根「ここに家族で電器買いに来ている人もあるんやし・・・明らかにあれはあかんやろというのを言うたらんとね。出てるやん、もう」
秋野「あかんやんね」
宮根「ここでライブやるんやったら、梅沢さん、芸で売らなあかんのちゃいます?」
梅沢「そうですよね。ケツ出して・・・あれを商売にしてるわけでしょ?」
宮根「ケツ出して、ライブ来てくださいって言うんなら、ライブでもケツ出さな、納得せーへんって、客は」
秋野「だって、ああいうライブなんでしょ。この子たちがやるの」
宮根「こんなライブするの?それやったら、なんたらミュージックでよろしいやんか。ほんなら」

警視庁の見解と言いますと『道路上での無許可パフォーマンス、営業行為は道路交通法違反、その他の法令違反にあたり指導・取り締まり対象である。制服警官などを配置し指導・取り締まりを実施。地域住民、関係行政機関との連携の上、歩行者天国の浄化に取り組む』ということだそうです。

梅沢「こんな難しいことを書いておかないで、こういうことはダメなんだと書いておけばいいじゃねえか」
宮根「人に迷惑をかける奴はあかん言うて書いておかんとあかんのでしょ。取り締まらなあきまへんね。この集会の自由とか言論の自由とか、ほんまにはき違えやと思いますけどね」

                                                                                                          • -

まあ、これでおっちゃんおばちゃんが、皆、溜息出るっていうなら、おっちゃんおばちゃん達、早く死んでとは、思いますけどね。
私は、秋葉原の、特にホコ天の時なんかの自由な雰囲気はとても好きです。露出パフォーマンスだって、見せたい人と見たい人でのことで、とやかく言われる筋合いのことではないと思っています。秋葉原、音楽ライブとかもいろいろやっていますね。本来、あれって、どこの空間でももっと自由にやれていいと思うんですよ。公共の場というのは、別に警察官やらお上の場というわけではない。露店なども、ほとんど見られない日本の状況がむしろ異常なんじゃないかな。単に既得権益を守りたいというだけでしょ。

以下、一つ一つの言葉に関して。

秋野「気分悪くなりましたね」
あれで単純に気分悪くなる言ってしまうあなたに気分悪くなりますね。私は、あの光景見てると、とても気分が良くなります(もちろん、全部じゃないですが。エアガン野郎は気分悪い)。まあ、気分が悪くなるっていうのは、それだけあそこに自由を感じられない秋野さんという人の日々の生活の不自由さ故なのでしょうけれど。かわいそうな人ではありますね

梅沢「ただ、やっぱり、やっちゃいかんということに関しても警察に権限を与えておかないと」
警察にやっちゃいかんということを判断させろということかな。そもそも、エアガンはさておき、それ以外のいろんな映像もあったところで、それを言うことの危険がわからないんだろうな。梅沢富美男のような戦後生まれの若造には。

神足「海外では、オタクのアニメというのは非常に評価されてきているということもあって、自信を付けてきている」
この人の評価は客観的なんだけど、それで養護しなかったら単なる知識持った同調者でしょう。で、オタクが自信を付けてきているのは、確かですね。逆に言えば、この日本に住んでいて、何かしら、漫画やアニメやゲームやこれらの文化に関して門外漢となったら、それはもう、文化とか語る資格はないですからね。キリスト以前に生まれた人が天国へと行けないのと同じように、現代で、これらの文化に影響を受けないまま亡くなった人は、この時代に関して半分以上わからなかったという状態で死ぬしかない。そういうものです。天国への門は、偶然にも日本に開いてしまったので。

宮根「ここでライブやるんやったら、梅沢さん、芸で売らなあかんのちゃいます?」
なぜ、ライブやる人が、芸で売らなければいけないんだろう。そもそも、テレビにどれだけ芸をする人が出てる?その、やっていることが上手いか稚拙かを、ワイドショーとは言っても一応報道番組で、評価してどうする。稚拙だろうが、やる権利だけはあるんですよ。そんなこともわからないのかな、こいつは。

宮根「こんなライブするの?それやったら、なんたらミュージックでよろしいやんか。ほんなら」
そういう場所が、なんたらミュージックというのなら、ぜひ、リオのカーニバルのようなものの放送に対しても同様に言ってほしいものですね。あれは、祭だから違うと言うかもしれないけれど、それは勘違い。秋葉原祭りの場です。特に、ホコ天なんかは、そう。祭りとは、公式にお役所が認定したものを祭りというのではなく、内なる意識から発生するものです。本来は。

警視庁の見解と言いますと『道路上での無許可パフォーマンス、営業行為は道路交通法違反、その他の法令違反にあたり指導・取り締まり対象である。制服警官などを配置し指導・取り締まりを実施。地域住民、関係行政機関との連携の上、歩行者天国の浄化に取り組む』ということだそうです
これは、警察がおかしいのではない。法令遵守は警察の仕事。むしろ、道路上での無許可パフォーマンスや営業行為を禁じる法自体がおかしい。それを指摘しない、この場にいる面々はもっとおかしい。

梅沢「こんな難しいことを書いておかないで、こういうことはダメなんだと書いておけばいいじゃねえか」
さっきと同様だけど、こういうことって、どういうことなのでしょうね。粗雑なことしか言えない人間は、公的な場で物を言うな。黙れってことですね。(まあ言う権利はあるが(笑)。バカをさらす権利は保障されていますからね)

宮根「人に迷惑をかける奴はあかん言うて書いておかんとあかんのでしょ。取り締まらなあきまへんね。この集会の自由とか言論の自由とか、ほんまにはき違えやと思いますけどね」
こいつも、同様。あれだけ広い空間で、取り囲まれている集団に対してやっているパフォーマンスや何かのどこが悪い。そういうものを守らなくてどうする。ちなみに、交通の迷惑になっているってこの番組の中で言っていて、そのようなインタビューも受けていたけれど、ほとんどの映像で、秋葉原、すかすかでした。ホコ天状態の秋葉原のどこで交通の迷惑って言葉が出てくるんだろう。情報操作するんじゃねえと思いましたね。

                                                                                                          • -

まあ、このような放送であることは、わかっていましたが、例えば、「とくダネ!」なんかだったら、もっとまともだったかな。要は、バランスなんですよね。路上露出パフォーマンスも行き過ぎな面があるのは確かで、何より、エアガンでの撃ち合いして歩行者にケガをさせてそれを平気で語っている奴などは言語道断。もっと糾弾していい輩でしょう。それを指摘するのは悪くないんだけど、問題は、全てをそこに象徴させて語るということで、そのようにするぐらいなら、全く取り上げない方がいい。不必要な、官権の介入を招くだけなので。
オウム真理教事件で日本は危険な国であることがわかった」って海外で報道されたとしたら、これは的はずれになるって日本人はわかりますよね。大事なことは、バランス感覚なんです。
まあしかし、そういうバランス感覚がないのがおっちゃんおばちゃんなのだとしたら、それはもう消えてもらわねば仕方がないですね。迷惑なので。