私が好きなもの

今月号(7月号って、もう先月号になるなぁ)のアフタヌーンを久々に買って読んでいたら、「ハックス!今井哲也四季賞出身)」という新連載漫画があった。高校に入学した新入生の女の子が新入生歓迎イベントのオープニングでかかったアニメーションに感動して、そのアニメを製作したアニメ部を訪ね・・・という風に始まる。新しい感動に出会った時の思いが伝わってくるとてもいい第一話であった。先が楽しみ。アフタヌーンを毎月買うことになるのかもしれない。

ところで、読んでいて、改めて自覚した。私は、「何かを創作する」ということがすごく好きなのだ。そして、「何かを創作したい」という人もすごく好きで、一緒に何かを創れたら最高なのである。

学校という場所は、退屈な場所であった。
少なくとも授業という中では、「創作する」という要素は非常に少なかった。
小学時代は、だから、壁新聞だったり、演劇部だったりやってたし、また、「お楽しみ会(今でもこの用語は使われているそうですね)」では、漫才やコントなど、いろいろ勝手に創作してやった。うまくいったこともあるし、大失敗もある。計画倒れも山ほど。しかしとにかく、「創作したいんだ」という気持ちが、身の内にあふれていた。もし、この時代に、具体的に何かを創作している親族やプロとの出会いがあったら、全く、未来は変化していただろう。いかんせん、そういう人は身近にいなかった。しかし、とにかく、この時期に友達になった人との出会いは、「・・・を創ろう」ということでは、共通していた。
その後、中学高校でも同様である。「・・・を創ろう」から、いろいろな付き合いが始まっていく。中学高校と進学していくことにより、創造の余地(笑)はさらに少なくなり、ほとんど学校という場で創作活動なんてできなくなるが、それでも、隙を見ては何かをやろうとしていた。

今でもそうだ。
自分がその人と知り合い、その付き合いが深くなるきっかけは、大抵、「・・・を創ろう」からである。どうやら、自分は、「・・・を創ろう」という気持ちがない人とはあまり深く付き合いたくないらしい。そういう人でも、おつきあいの長い人は多くいるけれども。

だから、何かを創りたいという気持ちに突き動かされて主人公が行動する話が大好きである。
鹿子島大学漫画同好会時代に始めた同人漫画は、その創作活動が一時中断していたけれど、アニメ「コミックパーティ」の熱気にあてられて、再び再開し、現在に至る。
パルス編集部、今年の夏は、初めてコミックマーケットに参加する(これまでは、ほとんどコミティアのみの参加だったので)。

http://www008.upp.so-net.ne.jp/pulse/

考えてみれば、自分は小学校の時から、同人活動をやっていたようなものだ。「何かを産み出したい」という思い。私は、「何かを創作したい」という人が大好きなのだ。