声の大きいバカ・特別国会・虚無

私は、人によって能力差はあることは重々よく知っているし、まあいわゆるバカの人が多いことも知っている。
それはいい。運動神経と同じく、人それぞれである。
ただ、バカで声が大きい人。つまり、バカが自己主張してはいけないところでやたら自己主張するのは、本当のバカで、そういうのは、運動神経のない人が、皆で一緒にやるプレイの時に皆を指揮したりボールに触りたがったりするのと同様、非常に迷惑なわけである。
例えば、国会という場は、まさに、バカが大声を出してはいけない場なのだが、実際は、みんなバカなわけで、それがまあ、非常に困ったことであるのは、ご存じの通りである。
例えば、今日の首相指名選挙がある特別国会の冒頭、動議として首相指名選挙を求める例の大声での議長アピールがあった。
「ぎちょーーーーーーーーーーっ」
と、若手議員が呼びかける。皆が拍手。
いつもは、自民党の若手議員だったのだが、今回は、民主党だった。
同じである。
バカである。
何も変える気がないのだろう。
こんなバカは儀式を続けるのもバカだし、バカな行事から初めて政権交代して政治体制を変えていこうと考えているのもバカだろう。
前の与党はバカの集まりだったが、今回の政権党もバカばかりなのだろう。
あんまり、バカバカと、それもこんな場所で言っているのが、一番バカなわけで、そんなにバカと言うなら、自分がやってみればいいわけで、そのように積極的に動かない自分がバカだと言うことも知っているわけだが、まあ、とりあえず、自分が今の領分でやっていることは、「あそこにいるのはバカばっかりで、バカでもいいと思っているか、バカばっかりであることを気づいていないバカばっかりで、この社会は動いているんだぞ」ということを、メッセージとして伝えるのが、大人の役割だとは思っている。広めているのは、虚無である。
とりあえず、今は、それでいいと思っている。