エヴァ劇場版破・世界の中心・二次創作としてのリメイク

そして、「劇場版エヴァンゲリヲン・破」を先日、観てきました。
平日の昼間にもかかわらず、劇場の入りは八分入り。公開から三ヶ月以上経っているとは思えない入りです。リピーターもいるでしょうし、また、口コミも多いのかな。自分みたいに。
すごかったです。
まさに「破」である作品とは聞いていましたが、ある意味、オーソドックスに「破」だったと思います。もう一度同じ作品を映画用でリメイクするならこのようにしなければというところに忠実な「破」でしたね。
「序」でも、感じましたが、どこにCGを使うか、どこを書き足すかということに関して、実に周到なものを感じました。
観ている時、時々、不思議な感じがしました。
今、この時、自分は、世界で最高峰の映像と観念を観ているのかもしれない。そこに込められている技術。そこで描かれた世界の緻密さ。
同様に近未来世界を描いたアメリカのどのSF映像作品よりも、そこに描かれた映像のセンス、観念は、上を行っています。
このようなものを作って、特に世界市場というわけではなく国内市場のみに発表している(今は、まあ、海外にも出ていますが)この国のこの文化は、一体なんなのでしょう。