船場吉兆:全4店で使い回し 刺し身やアユ塩焼きなど偽装発覚後も

多くは語るまい。船場吉兆は、即刻つぶすべきである。そして、関係者の処罰を。

今まで多くの人がこの店を利用してきたであろう。

上京してきた母親にぜひ美味しい日本料理を食べてもらおうと息子が乏しい給料から精一杯のもてなしとして。
家族での団らん。それは、いつもの食生活からすると一生に一度の大盤振る舞いだったかもしれない。
恋人とのもっとも貴重な思い出が、この店での食事の時間であった人もいるであろう。

ハレの場には、多くの思い出がこもっている。
それらの全ての思い出が、汚されてしまった。
自分が食事をしたときに、食べ残しが使われていたかどうかはわからない。
わからないからこそ、自分たちが過ごした楽しい時間は、白でもなく黒でもなくグレーに塗り込められてしまった。この店で食事をした思い出や時間は、思い出したくない不快な思いに取って代わった。

人の楽しい思いや時間を汚す行為は、万死に値する。
船場吉兆は、この世から消えるべきなのである。

■関連記事
「船場吉兆の客はバカ」 あの人がきわどい批判