今回の北朝鮮のミサイル(人工衛星搭載のロケット・飛翔体)発射に関して、取り急ぎ。

実際、まあ自国がロケットだと言っているのをミサイルと言って、そして、それを非難するアメリカも同調する日本も問題(単に何を搭載するかの問題だし、それに、ミサイル技術に転用可能なロケット開発が問題だと言ったら世界で最も危険な国家はもちろんアメリカだし)なわけですが、では、北朝鮮のような世襲制独裁国家(そして、国民の基本的人権が大きく侵害されている)がミサイルであろうがロケットであろうが持つことが驚異でないかというと、それはもうどう考えても驚異なわけで、日本は

「その国において国民の基本的人権特に思想信条の自由表現の自由が著しく損なわれている状態の時その国では国民に主権はなく、国民が主権を持たない国においては、実質的な主権者である一人もしくは小集団の暴走の可能性があり、よって、その国のいかなる大量破壊兵器及びそれにつながる技術を認めることはできない」

というような原理原則を訴えて、北朝鮮の今回の行為を非難すべきだと思います。この文言では、ロケットであろうがミサイルであろうがどうでもいいことで、大事なことは、北朝鮮という国家の主権を認めるかどうかということでしょう。私は、戦前の大日本帝国と同様に、そのような愚劣な国家の主権は認める必要はないと思いますし
そのような国家体制はできるだけ速やかに破壊する必要があると思います。

そして、直接的な力による破壊ができないのであれば、強力な経済制裁も必要でしょう。それも、一国だけでなく、近隣国家を巻き込んだ上での。
経済援助や食糧支援は、その援助がどのように国民の元に行き渡るかを監視できない限りは全く無意味であり、むしろ独裁国家を助ける延命行為でしょう。経済制裁により北朝鮮の国民が苦しむのではなく、経済制裁をしないことによって北朝鮮の国民の苦しみが長引くというのが、むしろ正しい見方なのではないかと思います。